グロム1ヵ月点検、MT09に跨った

早いもんでグロムのキーを渡されてから1ヵ月はたった。「早いもんで」?そう、前の記事にも書いてある通りオレは5月の半分いや3分の1くらいは寝たきり状態だった。

生活サイクルのなかにツーリングが無いとコレが非常に退屈で、時が経つのがエライ早く感じる。世間一般的には退屈だと時の流れが遅いらしいが、実はソコを突き抜けると早くなる。実際に寝たきりだった人間が言うんだ、この説は間違いないだろう。

 

 というワケで(?)グロムの初回点検の日を迎えた。初期不良などもなく1時間もしないで作業は終わった。チェーンが若干伸びていたらしく調整してもらった。まあそのくらいかな。

・・・自分で書いときながらナンだが文章が短いな。でも何事もなく終わるのは良いことですよ、だって点検だもの。具合悪いところを調べるのが目的なんだから。

 

だから今日バイク屋に行く前までは「この話ネタになんねぇだろうなぁ」と思ってた。だが人生何が起こるか分からない、これから先は点検が終わった後のことだ。

店に並んでいるレンタルバイクであろうMT09を見てオレは「MT09イイっすねぇ・・」と何気なく店員さんに言った。そしたらだ、「跨って見ますか?」もちろん跨った。すげえ、大型すげえ。よく分かんねぇけど大型すげぇ。この時点では狂喜乱舞であった。そして二言目、「エンジンかけてみませんか?」

「エンジンかけてみませんか?」

「 エ ン ジ ン か け て み ま せ ん か ?」

「 エ ン ジ ン か け て み ま せ ん か ? 」

正直ココで踏み止まるべきだった。だがしかし当時狂喜乱舞状態だったオレは、ノリはそのままにエンジンをかけた。もちろん店内だからアイドリング状態での音だ。それでも分かったことが一つだけある、このエンジンがとても危険なエンジンであることが。

大型バイクの経験が無いせいなのか、オレにとってはあのライダーを高揚させるエンジン音が恐怖でしかなかった。

まるで「大きくアクセルを開けてごらん」と言わんばかりに跨った者に対して強い誘惑のような何かを働きかける。でも相手は100馬力を越すモンスターバイク。そんなエンジンの甘い囁きに負けたらパワーに押し潰されて高確率で死ぬ。そう感じた。そしてその囁きに勝てる自信の無いオレが居た。

もちろん今乗っているR25だって同じバイクという乗り物である以上、とても危険なモノであることには変わりはない。グロムだってそうだ。

だがMT09の、少なくともエンジンは違う。上手くまとまらないが「100%自分を制御することが出来る人でないと取り扱えない」そんなモノのような気がした。多分コレは大型バイク全般にも言えるのかもしれない。

 

だから今現在大型バイクを乗ってるライダーはスゲェ人だと思う。しかもあんな涼しい顔で。

オレもいつかは「大型バイク?中型と変わんねぇよ。」と言える日が来るのだろうか・・その頃にはもうオッサンだろうな・・

 

おわり。

 

やっとマウント類がが届いた。やったね、これで撮影ができるね!

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