埼玉の秩父へ行った(前編)

先週の金曜日の夜、一本の電話がきた。宛名をみると高校時代の友人からだ。彼は埼玉に住んでいて、オレとの関係性としては盆と正月に実家へ帰ってきたときは互いに時間を作って遊ぶほどの仲だ。

オレ「もしもし」

友「土日ヒマか?」

オレ「ヒマだけど?」

友「秩父に気になってる温泉あんだけど、一緒に行く?」

オレ「行きます、行かせてくださいお願いします」

この間30秒もなかっただろう会話でオレの秩父行きは決まったのだった・・

 

明くる朝、財布と着替えと歯磨き粉(旅館のヤツはビミョーなヤツの確立が高いため)を詰め込んだバックを背負い、最寄りのICへ。

土曜とはいえ朝早く出かけたモンだから、道路全体が車の通りが少なく走りやすい。あぁいつもこうだったら良いのになとか思っていたら、対向車線からオレと同じYZF-R25乗りとCBR250R乗り(多分)の2人がコッチに向かってイエーイと言わんばかりに(これも多分)手を振っている。

 

オレか?いや待てよ、確かオレの後ろは水色のアクア。前は白のクラウンアスリート。ということは・・・あ、オレに振ってくれてるんだ。イエーイ。オレも振る。対向車線からの挨拶は初めての経験だったが、思ってたよりも気持ちのイイもんだった。

 

気をよくしたオレは次のライダーにはコッチから仕掛けてやろうとその機会を窺った。

しばらくして遠くからフォーンフォーンと何かが迫ってくる、この独特の金切り声のような音は四気筒の音。間違いない、バイクだ。

エンジン音がどんどん大きくなってくる。もうそろそろだ。来る。

予定通りコッチから挨拶をかましてやろうと左手をフリーにした瞬間、公道ではありえない早さで1台のバイクが通りすぎていった。

挨拶どころでは無かった。恐怖、その一言に尽きた。

つい20分前は「あぁ、ライダーって良いもんだなぁ」と感じていた矢先の出来事だったが故に、その落差といったらスゴイものだった。同じバイクでも印象が全く違う。

ご勝手包丁は色んな料理も作れるけど、その逆・・・という話があるが、正にそれ。

極端な話、事故をしなければいくら速度を出しても構わないのかもしれないけど・・・うーん、難しいな・・・とかナントカ考えてたら稲敷東ICに着いていた。

 

 

今日はここで終わり。「何故こんなビミョーな所で!」と思った方、これには深ーいワケが。

記事を打ちながら、ふと「前編後編に分けたらカッコイイかも・・」と思ったからです。・・あんま深くは無かったね。

 

 

おまけ

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朝早くの時間ほどコンビニのありがたさを感じる時間帯はない。