埼玉の秩父へ行った(後編)

後編を書くことになったはいいが、文章の始まりをどーやって書いたらいいのかがイマイチ分からない所から始まる。ミシュランガイドに掲載されるようなホテル並みに懇切丁寧に前回のあらすじを書くべきか、怪しいオジサンが一人で経営している民宿並みにダラーっと前編の記事だけを貼るべきか。

 これは言わば「見てくれてる人にキチンと説明しよう!」という真心的な考え方と、「気になる人は見てね!」という効率的な考え方を天秤にかけている状態とも言えるだろう。どちらを取るべきか、いやどちらの生き方をするべきか。今オレは人生における大きな分岐点に立っているのかもしれない・・・

 

前回は友達に誘われて秩父に行く途中、稲敷東ICに着いたところまでの話だった。
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 効率と真心の折衷案で。どちらの顔も立てて潰さず、ワタシニホンジンダカラネ。

 

突然だが、オレは高速道路をバイクで走ると三割増しで気分が高揚する。強風に煽られ揺れる車体、それを制御するためにどうやって体を動かせばいいのか。ヘルメットに叩きつけられるようにくる風圧、どうすれば首が疲れにくくなるのか。このように下道よりライダー側からの入力が多いから好きなのだ。乗られてるだけではサッパリ面白くねぇ、と言いたい所ではある。普段ならね。

まぁねぇ、今しがた危険運転を見てしまったっていうのもあったし今回は「左側でトラックの後ろでも走ってようや・・」といった去勢モードで走っていた。おかげで風圧も少なかったし、車体も揺れなかった。たまにはこういうのもいいのかもしれない、新発見。

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江戸崎PAにて。不思議とR25もしおらしく見える・・

と、70km前後でキタキタ走ってるうちに川島ICに着いた。ここなら友人宅が近いからね。そのあと友人と合流し、車体の周囲にアロハなステッカーが貼ってあるトヨタのbBに乗り付け、一路秩父まで行くのであった・・

車内にて

♪~

オレ「おっ、この曲いいな。」

友人「あーこれね、いい曲でしょ。」

オレ「なんていう曲?」

友人「ホテル・・なんだっけな、分からねぇ。」

オレ「もしかしてリバーサイド?」

友人「三日月かもよ?しかも木更津の竜宮城。」

オレ「確かに、でもニューオータニって線も考えられるんじゃね?」

友人「それならアパっていう線も・・」

オレ「ホテルが後ろに来ちゃったよ!オマエそれ反則技だろ!」

友人「なんだそのルール!」

 

というフワフワした会話を続けているうちに秩父にある星音の湯へ。

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うーん玄関が綺麗だなぁ、しかも人がたくさん居るし繁盛してるんだろうなぁ。

肝心の温泉も紫陽花の風呂なんかもあって気持ちよかった。どれくらい気持ち良かったかと言うと、長風呂しない男たちが2時間も入ってしまうくらいだ。

しかしこの長風呂が仇となってしまった。本当だったら風呂入った後に秩父でも軽く観光していこうとしていたのだが、

友人「風呂入ってサッパリしたし、途中でビールでも買うか!」

オレ「賛成賛成~!」

完全に帰って寝る準備に入ってしまい断念。観光はまた次の機会になった。

それからというものの友人宅でPSVRバイオハザード7をやったり、韓流ドラマの音量をゼロにしてアテレコする遊びや、朝起きて仮面ライダーを見ながら「宮川大輔じゃねーか!」とか二人でツッコミを入れたり、充実とした休みを過ごしたとさ。

 

おわり。

 

こう振り返るとほとんどバイクの話してねぇな・・これなら前編後編分けなきゃ良かったのかも。

 

おまけ
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風呂上りにアクエリアスポカリスエットかで揉める大人はそう居ないと信じたい。