モンキーでドロドロ道

あー面白かった!スゲー面白かった!もうなんだろう、面白かったね!

だってドロドロ道だよ?ハンドルとられるとられる、リアタイヤは滑る滑る。走る条件が悪すぎて笑っちゃうね!もはや爆笑。だってどうにもならないんだもの。

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こんな道を走った。まあどーにもならない。

距離にして2km有るか無いかくらいのところで何回もスッ転んだり、バイクが明後日の方向へ進んで行ったりと、傍から見たらバイクに何かが乗り移ったと疑われても仕方がない進み方をしていた。

でも道がドロドロのおかげで転倒した割にはバイクに大きなキズは無く、またそこがツボに嵌った。面白い上にバイクのダメージが少ない、やるじゃねえかドロドロ道・・・

そんな面白ドロドロ道をしばらく走ると、先の様子が変わっていることに気付いた。

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水たまりだ。写真じゃ伝わりづらいけど、かなーり深かった。でもドロドロ道で感覚がおかしくなったオレは勇猛果敢にアタックを試みた。

ブボボボベベベベベ!←(走行中の音)走行中の飛沫はさながらスプラッシュマウンテン。多分モンキーが1/3くらい浸かった気がしたけど何とか通過した。なんだ、深い水たまりも大したことねぇな。というかモンキーがスゴイのか。

そうなんだよ!モンキーってスゴイのよ!何かがあっても大抵「どうにかなる」のはデカい。

エンジンが配達などで良く使われているスーパーカブと同じ物のため低速が強く、1速に入れれば人が歩くくらいの速さでゴリゴリ進んでいく。だからオレみたいな初心者がコンディションの悪い道の走行しても大抵「どうにかなる」。

それに重量が70kg弱だから何度もコケて引き起こしをしても軽いから全然苦じゃないし、小さいだけあって非常に小回りが利くので、「この先の道メンドくさそうだからUターンしよ。でも道が狭いな。」という場面でも簡単に「どうにかなる」。

パーツだってそうだ。カスタムが盛んな車両なだけあって、サードパーティー製でもネジの1本から果てはフレームまで何でもある。そのうえ50ccの原付だからパーツ価格も抑えられていて、ちょっとした損傷程度なら社会人の小遣い程度で全然「どうにかなる」。

とにかく乗ってて「どうにかなる」バイク、それがモンキーなのだ!・・・一体オレは何を熱弁してるんだろう。

その後もドロドロ道→水たまり→ドロドロ道を繰り返し、ガス欠警告灯が点いたところで家に帰った。

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この日は「オフロード走行って楽しいの?」という答えが少しだけ出た気がした。

走りは難しいし、バイクも身体も泥だらけになるし、オフロード走行というのはオンロードに比べて色々メンドくさい。でもこのメンドくささを越えると不思議なモンで、どんどん面白さにスリ変わっていき、みるみる内にのめり込んでいく自分に何だか笑える。「こんなになるって分かっててもバイクで走るとか、オレ本当にバイク好きなんだなぁ」みたいな。

何だか答えがフワフワしてるけど、そういうモンなんじゃないかな。理屈っぽくなくて、小さい頃に泥団子を作っては友達とぶつけ合っていた時に似てる感じで。

1回もやったこと無い人はやってみるといいかもしれない、オフロード走行。オンロードとは違う面白さがきっとあると思うから。・・・高確率でバイクが傷つくけどね。