バイクで事故った その4

その4は完結編。今年の1月に起きた事故も収束に向かっているので、交通事故を通じて思ったことを書いていこうと思う。

今回はバイクに乗りたての人や、バイクに乗り始めようとしている人向けての話になっていると思う。だから経験者の人は見てもあんまり意味ないかも。

 

それでは、まず1つ目。「事故は自分が気を付けてても起こる」

事故を起こして1番最初に思ったのがコレだ。いくら自分が走行中に周囲の状況に目を配っていても、他の人間が気を配っていなければ意味が無い。

その証拠に、オレはバイクで3回で交通事故を起こしている。しかし、その全ては「相手側のミス」によるものだ。

1回目の事故は後ろの軽ワゴンが前方不注意で停車中のオレに突っ込んできて、2回目は西日が眩しかったのを理由にバイクの横っ面にセダンが急に突っ込んできて、3回目はトラックが急に停車した挙句、後方確認もせずバックで突っ込んできた。

こんなの避けようがない。この通り悲しい話ではあるが、自分の力だけでは事故との遭遇を0%にすることは不可能だ。

 

その2「プロテクターは付けた方がいい」

ではライダーが交通事故にどう向き合ったらいいか?何度も言うが事故は100%防げない。

でも発生してしまってからの対策はある。それはプロテクターを付けることだ。

事故で何より怖いのが「ケガ」だ。特にバイク対自動車の交通事故だと、バイク側が重症になるパターンが多い。そんなときに助けてくれるのが親でもなく友達でもなく、プロテクターだ。

何でこんなに強く勧めるかというと、オレ自身3回中3回プロテクターに助けられたからだ。

今までの代表的な損傷具合としては、背中の部分が大きく削れたり、肩肘にガッチリ固定されてたパッドが変形してブラブラ取れそうになったり、膝の皿の部分は切ったような深めのキズが付いたりと、もし装着してなかったら今ごろ五体満足ではいられなかったレベルだ。

オレは声を大にして言いたい。少しでも事故に対して恐怖感があるなら、今からでも遅くはない。プロテクターを付けるべきだ。

 

その3 「バイクはある程度存在感があったほうがいい」

これは事故を未然に防ぐために出来ることかな。

わき見運転は別にして、バイクで走行中に車や歩行者に「あそこにバイクが居る」強く認識させれば、わざわざそこに向かって衝突してくる人間は居ないと思う。

パッと思いついた方法としては「マフラー交換」して音で認識させたり、「ライト、グラフィック交換」などで特徴的な外観にして視覚的に認識させたりと、様々な方法が考えられる。

オレのバイクは3台とも殆ど純正の状態なので、状況を見て少しづつパーツを交換していきたい。

他にも「車の死角に入らない」など今すぐ出来る方法もあるので、いま一度見直そうと思う。

細かいことを含めると案件は沢山あるが、今後バイクを長く乗り続ける為に必要と感じたことを大きく3つの項目にして書いてみた。

 

最後に「バイクで事故った」シリーズを書いて思ったことは

「バイクはキケンだ、しかし乗り手の意識次第で結果は大きく変わる」ということ。

オレはケガをしたくないからプロテクターをいつも付けていた。事故が嫌だから停止すべき場所でキッチリ停まっていた。何気なく走ってたあの日も、事故を起こしてしまったあの日も。

そういう安全に対する意識があったからこそ、今まで遭遇しなかった事故だってあっただろうし、事故をしても1、2ヵ月くらいで復帰できたんだと思う。

そしてこの答えは自転車や自動車にも当てはまる事であり、公道を走る物として、全ての乗り物の本質的な部分は変わらないのでは?とも思っている。

よくよく考えてみたら、色んな人が「バイクより安全」と口を揃えて言う自動車だって、何かに衝突すればドライバーはケガをするし、自転車だって走行中にバランスを崩してコケたりするし、両方とも「もらい事故」のケースだってある。

「スピードを出し過ぎない、確認を怠らない、常に最悪のケースを考える」3つの基本的なことさえ守っていれば、特別バイクだけがキケンということは無い。自動車、自転車、バイク、同じ道路を走ってる以上、全てが等しくキケンなんじゃないのかなと。

なのでバイクに対してマイナスイメージを持ってる人は、それほど過剰に怯えることも無いと思う。逆にバイクに熱が入り過ぎて面白い部分しか見えなくなってしまった人は、いま一度バイクの危険性を思い出してほしい。絶対に損はしないと思うから。

おわり。

しかしこう振り返ってみると、バイクのキケンな部分を記事にするのは難しいな。本当はコレが伝えたいのに、自分が文字で表現出来る限界が低くてイマイチしっくりこなくて、何だかもどかしい感じ。バイクの楽しい部分はパッパッと書けるんだけどね・・・

最初に完結編と書いちゃったけど、オレ自身がこれからもっとバイクに触れていけば、また違うことが見えてくると思うので、そのときはまた「キケン」について書いていこうと思う。今回より上手く日本語を使って。