ここが良かったバイク旅

北陸編の続きでも書こうと思ったんだけど、ふと見ている側に立って考えてみると「結局バイク旅の何が面白えんだよ!」とか「何が必要なんだよ!」とか疑問だらけだったので、ざっくり旅ガイドじゃないけど、イメージ的なものを書いてこうかなと思う。役に立つかどうかはビミョーだけど。

それではまず楽しい部分。

「色々な場所を走れる喜び」

もうコレに尽きるね。高速、バイパス、峠に裏路地。どの道を走ってても楽し過ぎて中々停まれず、何回昼飯を食べ損ねたか。

確かにこれらの道はどこの県にも有るっちゃ有るんだけど、各県で微妙に違いがあって面白いんだな~コレが。

分かりやすい場所で言うと、峠だってコーナーの数も曲がりの強さだって場所によってバラバラで、それぞれの峠に個性的な魅力があるように、同じ片側3車線の「〇〇県の国道̻̻▢▢線」と「△△県の国道✖✖線」でも、それぞれの面白さがあって楽しいんだよね、いやホントだよ?

地図上では同じ約5kmの真っすぐな道と示されていても、実際に走ってみれば受ける印象だって全く違うし、それを敏感に感じ取れるのは一気に都道府県を駆け巡るバイク旅ならではの特権であり喜びなんじゃないかなとオレは思う。

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こんな何処にでもありそうな田舎道でも毎回楽しいのよ。

その2、「その場の物を食べられる」

北海道だったら海鮮!とか香川だったらうどん!みたいな御当地名産品とは少し違くて、普段食べてるものでも地域ごとに味や形が違ってたりして中々面白い。

オレは精肉屋さんが作る牛肉コロッケが好きで、旅の途中にも何軒か寄って食べていた。どこも材料は大きく変わらないけど、これも微妙に食味が違う。

ジャガイモ1つとっても、ホクホク感が強いのか、ネットリ滑らかな食感なのかで変わってくる。入ってる肉だってゴロゴロと主張の強いヤツだらけなのか、申し訳程度にヒッソリと佇んでいるのかで印象はガラリと変わる。

他には・・まあ何が言いたいのかと言うと、名産品も素晴らしいけど普段自分が好き好んで食べてるものを全国周りながら食べ比べて、各場所のテイストを感じるのも刺激的で良いんじゃないかという提案です。ハイ次。

その3、「悪天候に強くなれる」

コレは身に染みて感じた。旅に出る前は小雨でも降った日には「雨だからやーめた、家でゴロゴロしてよ」なんてツーリングをしなかったけど、旅に出てからは帰る場所が無いのでそんなこと言ってられず、雨が降ろうが風が強かろうが警報注意報が出てなければガンガン必死に走ってた。

そのおかげか帰るころには雨天の走り方や風に対する身体の捌き方が勝手に体へ染みついていたのには笑えた。

終いには霧が立ち込め「あられ」が容赦なく降りかかる最中でバイクを走らせることが出来るまで成長したんだから、人間というのは恐ろしい。

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雨の中走るのも意外と悪くないよ?

 

ここからは道具の話。

まず入れ物。

キャンプ道具入れたり、着替えだけの人も居るから容量は各自の計画によるけど、その上で抑えて貰いたいのが防水性。数週間数か月も貴重品や衣類を収めておく場所なので、急な天候変化にも常に対応できる防水性の高い入れ物を揃えるのがベスト。

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ちなみにオレが使ったのはTTPL TOURRING40ってヤツだけど、中が全然濡れない、物は入る、持ち運びやすいと非常に使い勝手が良かった。もし今からこのバッグの購入を考えてるなら一緒にインナーボックスも買うと、固定するときにバッグが型崩れしなくて便利だと思う。

その2、着替え。

最低2日分持って行けば何とかなる。基本的には少ない点数で短い周期で洗濯した方が荷物全体が臭わず衛生的に保てるのでオススメ。後はその人の体質によってシャツや防寒着を多めに持って行ったり足す部分はあるが、意外と衣類はバッグ内の場所を取るので出来るだけ少ないほうがいいかも。

その3、服装。

夏はメッシュジャケットの下にTシャツと長袖の冷感インナーを着てれば記録的猛暑だろうが涼しい状態で走れる。それほどワークマンのインナーはポテンシャルが高い。スゴいぜワークマン。

で、問題は冬(梅雨の北海道)だ。シンプルに冬ならウインタージャケットや3シーズンジャケットの下にパーカーでも着てればいいんだけど、梅雨の北海道は夏並みに暑くなったり冬並みに寒くなったりと、地域によって温度の差が激しい。

そんな場合はメッシュジャケットをベースに4段階に分けるのが良いと思う。

暑い日→メッシュジャケット+Tシャツ+冷感インナー

過ごしやすい日→メッシュジャケット+ロンT

肌寒い日→メッシュジャケット+インナーダウン+Tシャツ

寒い日→レインウェア+メッシュジャケット+インナーダウン+Tシャツ

これならダウンと雨具だけ持っていけばいいから荷物もかさばらなくてGOOD。実際に寒い日の服装で最高気温5℃で風が強い地域を1日中走ったけど、身体に大した異変も無く行程を進めることが出来た。というかレインウェアの防風性能が異常過ぎる。

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あ、そうそう、異常と言えば靴。RSタイチのドライマスターBOAがスゴイ。どんなに強い雨が降ろうが風が吹こうが濡れもしないし寒くもない。通気性はあまり無いけど、真夏でも特別蒸れたりすることは無く、靴全体が柔らかめだから歩きやすいし、もうこの1足だけで全ての用が足りてしまうほど汎用性が異常に高い。

その4、メンテ、防犯用品。

最低でもチェーンルブとミラーなどの増し締め用の工具とパンク修理キット、他には立ちゴケしたとき用に予備のレバーやステップを追加で持っていったりすると困らないかも。

盗難対策としてはディスクロックとチェーンとバイクカバーをしていたおかげで、盗まれたりイタズラされることは1回も無かった。付け外しは毎夜毎朝面倒極まりなかったけどね・・・

 

とりあえずこんなモンかな。他に気付いたことがあればまた書くし、無かったら書かないし、もし何か気になったことがあればコメント欄にでもダーッと書いてくれればダーッと返すので、まあそんな感じでダラーっと書いていければなと思います。

おわり。