いくら辛くても、薬飲んで食って寝てればそのうち治る。そう信じて大人しく毎日過ごしたいんですけども…やっぱ乗りたくなるのよね、バイク。
年末年始、久しぶりにyoutube開いたら「あなたのおすすめ」がバイク一色だった。MotogpにSBK、欧州のカスタムビルダーからアジアのジジイのレストア挑戦までギッシリとバイク。
まあ片っ端から見るよ、面白そうだから。で、作品に感動して乗りたくなる。「徒歩1分の倉庫に同じマシンがあるなんて…乗るしかねえだろ!」と息巻くが、階段を降りた途端に頭がフラついて断念。これが3日くらい続いている。
もう人としてしっかりしても良い歳なんだけど、落ち着くことはなく、痛い目みないと分からない男が好きな、アニメの話でもしていきましょう。今回は。
ひとくちにアニメって言ってもカッコカワイイ、エログロサスペンスと色々な味付けがありますよね。
私はね、とにかくギャグアニメが大好きです。下らなければ下らないほど大好き。大味のボケに、ほぼ暴力のキツいツッコミ。いくつか作品名を挙げるなら、クレヨンしんちゃん、浦安鉄筋家族、稲中卓球部。これらと出会ったのが5歳、10歳、15歳。もはや青春時代の人格形成を支えた名作といってもいいでしょう。そのせいで今でも道端の犬のフンや、ふとした時の他人の半ケツをネタに笑ってます。
その次が青春群像劇系。学校やクラブ活動で主人公が色んな人と仲良くなったり成長したり、たまに関係が拗れたり…その中でも好きなのは、花咲くいろは。
女子高校生が旅館の仲居見習いとして働いていきながら成長していくストーリーなんだけど、所々に良い意味でアニメっぽくない生々しい展開があって「あぁ、俺もこんな環境の時期あったな」と胸に手を当てながら見た、そんなアニメ。
この作品見て気付いたことがあってさ、オレ10代の頃がアニメ視聴全盛期だったんだけど、同じ作品をリアルタイムで見たときと今じゃ全然見え方違うな。
花咲くいろはなんか当時「この子しつけぇな、この感じめんどくせぇな」って思ってたけど、今だと「そりゃしょうがないよ、こういう娘居るもの」って俯瞰気味になったりして、内容知ってるのに何だか違う作品みたいに見えるの。
それにハマってか、マイリストに入ってるのは最新のアニメっていうより、5〜10年前に見たモノばっかり見てる。スクールランブル、アマガミSS、ストライクウィッチーズ、宇宙兄弟にFate/Zero。あと、おおきく振りかぶっても見てる。事の顛末は知ってるけど見ちゃう。「あのタイミングでの声掛けって大切だよな」とか、そういうところに目がいっちゃう。
大人になったらアニメ見ねえんだろうなって思ってたけど、見るね。ナメてた。そして面白い。とはいえ皆みたいにレビュー的なことを吐き出すほど深く見ることは難しい。あくまでも、お家でのスキマ時間の過ごし方として、何か面白いことねぇかなの相棒としては最適過ぎる。大体1話30分だもんな、時間として丁度いい。
…それでもやっぱり「バイク乗りてぇなあ。30分あればいいとこまで走れるな」と心のスミで思ってしまう悲しい自分も居たりする。
人は何時になったら落ち着くのだろうか。