バイクで事故った その2

このまえの続き。これからは事故したあとの話。

何となく想像できると思うが、事故直後は当てた人間も当てられた人間も興奮状態で非常に落ち着きが無い。

実際オレを当てたトラックの運ちゃんは「こういう時110と119どっちが先かな?」と言う始末だ。

 ちなみに正解はどっちに掛けてもOK。110番でケガ人が居ると言えば救急車は来るし、119番で交通事故と言えばパトカーが来る。このように、大の大人でも事故に対しての知識が咄嗟に出てこない人は意外と居る。

緊張はコトがコトだから対策のしようが無い。しかし事故の流れを学んでいれば、10あるうち、どんな状況下でも1くらいは引き出せると思う。実際オレがそうだったし。

ということで今回は「事故したあと、ココってどうしたら良いのか?」的なことを本当にあった事故直後に沿って話していきます。

 

まずトラックとバイクが衝突。運ちゃんがオレに駆け寄ってくる。「大丈夫か?」と。

ここでその1。「事故処理は出来るだけ相手にさせること」

バイクでの事故は、ライダーの思っている以上に身体へのダメージが大きい。

実際に事故直後、何とも無かった腕や背中が1日経ってから激しい痛みに襲われることがあった。後日病院の整形外科で診断した結果、ほぼ全身が打撲。左肩に至っては位置が下がってしまうほど、その衝撃は大きなものだ。

だからパッと見て、外側にキズがないからと身体を無暗に動かしてはいけない。特に首や腰は。

こういった危ないケースもあるので相手が車、特に大きい車の場合は出来るだけ通報などの処理は相手にさせて、自分は基本安静。何もしなくて多少居心地は悪くなるかもしれないが、そこはグッとこらえて救急車を待った方が良い。

 

救急車で最寄りの病院に運ばれ、診察を受けています。

ここでその2。「焦って病院に来ないこと」

コレはどちらかと言うと、本人じゃなくて病院に来る家族とかの話かな。

家族が起こした交通事故の一報で、あなたは焦って運ばれた病院に向かうと思う。でも余程遠くの病院でない限り、着いたところですぐに本人に会えないと思う。オレみたいな比較的軽めな交通事故でも、連絡が来てから1時間半~2時間くらいしないと面会は出来ない。もちろん重い事故であればそれ以上。

確かに連絡を受けたとき心配な気持ちが大きくなって、急いでしまうかもしれないけど、出来ることならば気を落ち着かせてから病院に来た方が良いと思う。それに焦って向かったことが原因でトラブルを起こしてしまっては元も子もないし。

 

病院で手当が終わって、後日診断書を持って警察署へ。

ここでその3。「警察の質問には正確にハッキリ答える」

交通課の担当者の人に事故現場の状況説明され、事故前後の行動を聞いてくる。

ここまでは有りのままを話せばいいが、次に被害者加害者双方の「気を付けなければいけなかったこと」について聞かれる。この質問はオレのような小心者や、バイクが壊れてナーバスになっている人にはキツイものとなるだろう。

例えば、オレのように停車中に前からトラックにぶつけられた場合。これは完全に相手が10割がた悪い。悪いハズだが、小心者は「もうちょっと車間距離取れてたらクラクション鳴らせて、事故が回避できたかも・・・」と、「~かもしれない話」をつい考えてしまうと思う。

しかしココでは事実に基づいて話さなければならないので、自分のなかで後付けした情報を入れずに「~だった話」から答えを探すのがベスト。

「バイクで停車中に前からトラックにぶつけられた」

こうやって聞けば、まあ・・避けようがない。気を付けようもない。なので「コチラ側には気を付けることは無い」とハッキリ言う。コレが大事。

 

多分まだ有るんだろうけど、パッと思いつくのはこれくらいかな。次は身体とバイクの話になると思う、多分。

おわり。

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事故現場に駆け付けた親が撮ってくれたバイクの写真。こう見るとダメージ少なそうなんだけどな・・・