初めて出来たネット上での友達

話すのが本当に楽しい。それにオレ個人としては快挙である。

でも、この題材を書くのはこれで最後かな。相手のこともあるし、ネタとするのは筋が違うし。

今回は本人がたまたまコレを見たときにオレに対する色々な不信や不安が和らぐかもしれないのと、これを他の見た人が新しい何かを始めるキッカケになればと思い、書いてみた。

 

そもそも何で友達を作ろうと思ったのか。

発端という発端はオレ自身「違う価値観の人と仲良くなり、その人との会話を楽しみながら自分の知らない素敵な生き方を感じよう」と思い立ったのが1つ。

もう1つは「自分の中の無駄な固定概念を破れれば人として柔軟になれるんじゃないか」と思ってたのが1つ。

最後に「成功体験を積んで、自分の足元を固める事が大切」と感じたのが1つ。

それらを自分の生活リズム、相手の状態、フィールド自体のフットワークを照らし合わせると、インターネットが最適だと狙った。

自分の心身に無茶をしちゃいけないし、無作為に相手を選ぶのはその人に失礼だし、電話のようにコミュニケーションに早いレスポンスが必須というワケでもない。まさにうってつけだった。

幸いにしていくつかのSNSを利用してるので、相互フォロワーさんの中で一番自分と違うモノを持ってて前々から素敵だなと思ってた人に「友達になってくれませんか?」とメッセージを送ることにした。

その人とは何回かハートマークの投げつけ合いや、時たまオレからポジティブなメッセージは送ってるので、少しは身元が割れてるだろうと思いつつ、「話を受け入れてくれるだろうか」という不安もあった。

それもそのハズ。バイクとクルマと旅好きなのは共通なのだが、そのスケールがオレとは段違いなのだ。

所有するのは滅茶苦茶カッコいいクルマとバイク。旅に出れば国内外問わない。

オマケに上昇志向がオレとは違う方向に強くて、異性。

うーん。それが魅力的なんだけど、こうも何から何まで違うのか。

こんなスゴい人に思いを送っても「こんな雑魚な雰囲気の男に友達になれって言われても…」って言われないかとよぎったが、最終的には「出来るだけ誠意を見せて堂々とするしかないだろ!」と腹を決め、DMしてみた。

 

すると数十分後、「いいですよ、友達になりましょう」という旨の返事が。

 

え、マジ?

もう一回返事を見る。マジだった。

うわぁやったぁ、と喜んでるのもつかの間。続いてきた文章から察するに、どうやら男女トラブルを未然に防ぎたい意図のようだ。

そりゃそうだ。男が女の人に接触するときは下心ありきの時だって少なくない。表情も考えも読み取れないぶん、より警戒されても仕方ない。

でも思い立った意図が意図なので、オレはそんなつもりはない。正直にそれを文にして送ると、相手は安堵していた。「女の人は何をするにも大変だなぁ」と思いつつ「この際だから相手の許容ラインを聞いておこう」とも考えた。

ほら、何にも知らずに何かして「コイツ近いよ!」とか「こういうのマジで嫌!」って思ったり思われるよりは、最初はしつこいだろうけど、ラインがお互い分かってれば、何より相手が自分にある程度は安心して貰えるだろうと踏んだ。

とりあえずお手数を掛けさせながらも何となくの方向性を設け、友達としてのスタートラインへ立った。

 

自分の存在を必要以上に低く見積もるのを止め、生活も性別も違う価値観へ飛び込み、友達が出来るという成功体験も積めた。まあ、最後のは相手の優しさありきだけど、とりあえず積めた。自分の心にとても良い成長を感じた。

そして、これで終わらないってのが楽しい。

多分これから意図せずして地雷を踏んでしまうことだってあるし、新たな共通点や考え方が出てくることもある。

その度、真摯に反省しては成長し、面白さや見識が広がる。

前に行った北海道から九州までの旅には必ず明確なゴールがあったけど、今回は関係が続く限り終わりがない。

今とってもワクワクしている。同調を感じるなら「そうだよね」だし、話が分かれたら「そういう考え方もあるか」と、どう転んでも前向きに言葉のキャッチボールしか思い浮かばない。

もちろん相手の生活ペースだってあるからガンガン無鉄砲には問いかけられないけど、実はその感じも良い。楽しいからって依存し過ぎず、個人を大切にする時間が取れるし。

 

晴れて関係が始まったは良いけども、実際に相手側が感じる不透明で不安な面はかなりあると思うよ。もしやの宗教勧誘とか怪しいお金稼ぎの斡旋とかをしてくるんじゃないかと。

あえて身元を言わせて貰うと、葬式とお盆の時にお坊さん呼ぶくらいのふんわり仏教だし、副業より遊ぶのが楽しい会社員ではある。まあ、最近社会復帰して仕事してるから会社員でいいでしょ。

何かを押し付けられる厄介さは人並みに知ってるから押すつもりも無い。強いて言うなら良いことは良い、悪いことは悪いと言う。それだけじゃない?

それを含めてお互い透明で心地よい距離感を取れればと思う。どれくらいの時間を要するつもりかと問われると、有名な言葉で桃栗三年柿八年って言うくらいだから、不安が無くなるのに1年、信用してもらえるのに3年くらい掛かるんじゃない?あくまでも目安だけど。

道徳的にベストな選択はしていくつもりだけど、すぐに仲良くなろうとか、何でも言い合える仲が友達とか、凝り固まったり急かすことはしたくない。

とにかく気を長く、まず自分自身を大切にして、気が向いて会えば楽しく。やること成すことキチキチせず、ゆったりとしてた方が双方向き合う姿勢が軽くなると思ってる。

まあその、こういう話もDMですれば手っ取り早いんだけど、相手側になって考えてみるとそうもいかない。

DMだと半ば強制的に文章を見なくちゃいけないじゃん。特に気持ちの部分の話ってその人を深く知らない内に急に見ると結構負担になるパターンがあるのよ。もし当てはまってたら良くないと感じて真っ先にボツとした。

でもオレは意気込みを言葉にすることでキチンと整理したいし、相手がそれを見る分量と見ない選択を選べるとなると、ブログを噛ませて書くのが良い落とし所かなと。

本人がたまたまこの記事に気付いて見るなら本人の裁量だし、途中「ちょっと多いな」と思ったら適当な所でバッサリ切れるし丁度良いかなって考えた。

まだ楽しみなことを色々言いたいことはあるが、キリが無い。まあ何にせよこれからが面白くて仕方がない。