本日2記事目。書きたくなっちゃったんだから、しょうがないじゃないか(?)
しかし125ccから1000ccとは大きく出たというべきか、それともタダの気紛れなのか。書いてるオレ本人もよく分かってない・・まあそんなことはいいか。
S1000R、良いバイクだったよ。速いし、ラクだし、カッコいいし。唯一文句があるとしたら、熱い。リッターネイキッドだと分かっていても熱い。捻り出してもこのくらいしか出ないな。
そんな欠点の少ないS1000R、一体どんなバイクなのかを今から深く掘り下げていきたいと思う。
エンジンはとやかく言うまでも無く「速い」。高速道路を走行中、6速使うか迷うレベルでパワーを持て余すくらいに、何というかもう笑っちゃうほど速い。
正直「馬力こんなに要らねえよ!」って思ってたけど、合流とかで急加速する度に「楽しいかも・・」とライダーを惑わせてくる、まるで悪魔みたいなエンジンだった。
前に乗った1290SUPERDUKEとは違い、回転に対してパワーが限りなく無機質に、直線のように伸びる。だからどんどんアクセル回したくなって・・くるんだけど、メーターは60km/hだから回せない。
それが歯がゆくて悶々とした時間を過ごしてたところに、高速の合流。そりゃ開けるよ、チカラの限り。低速ギア使って、ホイルスピンしないように攻めながら。楽しいったらありゃしない。
S1000Rに乗ってる人は毎回こういう事に耐えながら、もしくは乗り越えてツーリングしてるのかと思うと、尊敬以上の何物でもない。スゴいっす、先輩!カッコいいっす、先輩!(誰が?)
続いて車体。こんなエンジンを支えるくらいだから、まあ強靭。そして軽い。イヤ、軽くは無いんだけど、「あのパワーをこれで支えてんの?」と驚くだろう。
もちろんだけど、骨組みから伝わる「しなり」のようなものも皆無。そりゃそうか、100km/hで出たら困るか。カッチカチよ、カッチカチ。
そして路面から伝わる衝撃もサスペンションが良いお陰か、かなりマイルドに伝わってくる。バイクにおける緩衝性能を突き詰めた先にはこういう世界があるのかと、感動してしまったのは記憶に新しい。
後は、音だな。好き。凄く好きなんだけど、近所の目を考えると音量が大きいかな・・オレ自身とても気が小さいから、何十mも離れた場所まで押して行かないと乗れないかも。
アクラです。純正でAKRAです。
でも音単体で考えると、金切り声みたいに高い訳でもなく、不良が好むドロドロ気味でもない、どっしりとしながらも4気筒特有の切れ味鋭い排気音は、聞いてるだけで心がワクワクするとても楽しい音だったね。
ポジションとかも変に主張が無くて、身長175cmくらいのオレが手足を伸ばしたらスッポリはまる位置にある。聴くこと観ること走ることに集中しろというBMW側のメッセージなのかな。分かんないけど。
まあこんな風に全方面から誉めちぎってるけど、大変なことを1つ書き忘れてた。これは趣味嗜好の話で出しちゃイケない話題だろうけど、それくらいしか大きな欠点が無いから書かせてくれ。
あの、そのですね・・いきますよ。
ぶっちゃけ、このバイク値段が高いっす。
あーあ、言っちゃったよ。スゲー夢の無いこと言っちまったなー。
ビックリしたんだよ、公式サイトでシミュレーションしたとき。だって国産同クラスバイクの約2倍の金額だぜ、2倍。マジでのけぞった。
でも不思議なもので、それだけの差が開いてても拒絶はせず、自分の天秤に乗せているのが笑える。多分だけどS1000Rはオレの中で2倍の価値、それ以上と見込んでいるからなんだろうなと推測している。これも悪魔の所業としか思えない・・ポンと買ったら貯金なくなっちゃうよあの値段は。
でもいつかは欲しい。実際S1000Rに乗ってからというものの、1ヶ月くらい毎日気持ちのせめぎ合いが起きてて大変だった。もう1人のオレが「お金が集まったら買っちゃいなよ?」って囁くんだよ。その度「うるせー!オレにはR25が居るの!まだいいの!」って退散させるのに苦労した。正直辛かった。
だからレンタルなり試乗なりする時は、近々購入する予定があるか、お金が余りに余って泣いちゃうそうな時の方がいいかも。だって乗ったら買いたくなっちゃうんだもん。スゴく。オレみたいになったらホント大変だよ?