前回は広島をただただ走った。
ああ、コレだ。
じゃ早速25日目から。
朝飯を食いに食堂に行くと、窓からこんな景色が。記念に1枚。
この日は四国に向かうために、しまなみ海道を通った・・んだけど道中の写真が1枚も無い。走るのが気持ちよすぎて忘れてた。こんなのオロロンライン以来だ。
綺麗に舗装された2車線の架け橋通って、木々が生い茂る島を1直線に抜けて、吊橋を進んで、住宅区を高い場所から一望出来る島を登っていき・・複数の島と橋が交互に展開されていくから毎回新鮮で、何というか「みんなが素晴らしいと思う海辺の景色イイとこ取り」みたいな感じの海道だ。
そんな場所だから「次はどんな風景だ?」って好奇心のが勝っちゃったおかげでこのザマだ。
写真が無いのがヒジョーに悔やまれるが、ホントに凄いし楽しいんだよ「しまなみ海道」って道は!
興奮醒めないまま、愛媛へ入国。1面田んぼで爽やかだ。
コンビニで休憩中、ふとバイクのメーターを見ると「OIL」の文字が点滅していた。「故障か・・?」と一瞬焦ったが、どうやらオイル交換の時期を知らせてくれただけらしい。
交換後、出発時に0kmにしたトリップメーターを見てみたら5000km近くになっていた。そんなに走ったのかオレ・・・
その後はお遍路さんが横目に山を抜け
石槌スカイラインでクネクネ道と、ライン取りが雑な対向車と、野生のサルと格闘をし、
久しぶりの畳の部屋でダラダラくつろぎながら、この日は終了した。
26日目。
昨日オイル交換してもらったバイク屋の店員さんが「四国カルスト良いですよ!」と教えてもらったので、行ってみることに。
ほっそいほっそい山道を上がり
また上がり、
またまた上がる「ホントにこの道で大丈夫なのか?」と不安になりながら30分。ついにこの時が来た。
コレは反則でしょう。あんな怪しい道からこんな道に変わるなんて反則だって。
天空だよ、この旅2度目の天空だよ!
もうさ、コレさ、駄目だって。感動するに決まってるじゃんか。
でまた距離が短いんだな、この風景。もっと伸びてくれって思う反面、このくらいの儚さがちょうど良いのかなとか思ったり、とにかく心が揺さぶられる場所だった。
揺さぶられっぱなしのまま南下し、着いたのは高知県の桂浜。
・・・綺麗。
坂本さんも居た。それもそうだけど、ここら近辺で売ってたアイスクリンが非常に美味かった記憶のが大きい。
昔懐かしいレトロな看板に見送られ東へ向かい、この日は高知最東南の室戸市まで行った。
27日目。
最東南ということは端っこには何かある。よく調べずに、とりあえず行ってみた。
あった。というか居た。名前もそのまま室戸岬。
しばらく進んでると、子授の岩が。なんでも岩の上に石を投げて乗せると安産になるとか。
兄貴の奥さんが妊娠中だったのを思い出し、願いを込めて石を上に投げたら、一切暴れもせずにスッと岩に乗っかった。自分のことでもないのに凄く嬉しかった。
海岸沿いを北上し、着いたのは日本最大の川中島、善入寺島。
良い景色だけど、島感が全くなくてさ・・地図見てもデッカイ中洲みたいな感じだし。なんだろう・・よく分かんねえ。凄いことには凄いんだろうけど・・
他にも鳴門海峡の渦潮とか色々見て回ったんだけど、データが故障していてコレしか無かった。バックアップ、ダイジ。
28日目。
この日は真っすぐ香川県へ。とりあえずうどん食ってきた。
・・今まで食ってきたうどんは何だったのかってくらい美味かった。
イヤ、稲庭うどんも美味かったな。東の稲庭、西の讃岐か。何かカッコイイ。
そしてこのお店、というのかこの地域だからかうどんの値段が安い。美味くて安い、そのうえ冷えても温かくても大丈夫。香川のうどんって最強なんじゃねえの?何も持って最強なのかは分からないけど、オレはそう思う。
この後ももう1件うどん屋をハシゴし、たらふく食ったところで四国とお別れ。
さよなら四国。メシを美味いし、景色も綺麗だし、走って面白い、スゲー良い場所だったぞ!また来るよ、必ず。
さて、本州に戻り岡山県だ。地元のフリー情報誌に「坂の上のオリーブ園が綺麗だヨ!」と書いてあったので向かった。
確かに凄い生い茂ってる。
散策してるとこんな看板が。心を込めて鐘を3回鳴らしてみた。
するとどうだろう、オレが鳴らした流れに乗ってか、若いカップルから老夫婦までワラワラ急に集まってきて鳴らし始めていったではないか。
後で調べたら恋人の聖地だったらしく、みんな恥ずかしがって最初に鳴らさなかったと見える・・・何だろう、この寂しさは。もはやこの文章を書いてるだけでまたあの時の感覚が戻ってくるレベルだ。
・・もういいや今日は。後は大した観光もしてないし。
強いて言うならグローブの指先がパックリ割れたくらいだもん。
唐突だけどココでおしまい。仕事も休みに入ったから次の更新は早いかも?