グロムと6年(追記)

ただ追記しても目が届かないだろうから新しく記事にした。気持ち的にかさ張るだろうけど、見てくんなきゃ意味ねえということで。

じゃ、早速本題へ…

この前の記事なんだけど、あのままじゃ

「何をお前は極端なこと言ってんだ?」

って思われかねないなと。壊れるまで乗ってみたいってさ。

そう書いたのにも理由があって、実際に壊れたのよ。グロムが。

 

数年前に停車中10tトラックの後進に巻き込まれて、フレームまで歪んじゃってお釈迦寸前だったんだよ。

その時にバイク屋さんに言われたのが「廃車にして保証金を元手に新しいバイクを買うか」と「全額アッチ持ちでレストアするか」の2択だったのね。

どうやら詳しく聞くと、レストアすると事故車扱いになって下取り額が無しに等しくなると。もう一方なら手持ち無しで新しくグロム、または同じタイプのZ125proを買えると。

 

…迷わずレストアを選んだよね。フツーに考えたら真新しいグロムを買い直して、数年したら良い程度の金額で売るのが生き方として利口だ。

でもさ、考えてみればバイクを直して乗る先の景色は滅多に見られないし、そもそも壊れるまで乗るつもりで売る選択肢は当時から毛頭なかった。そして何よりこの歪んでしまったグロムと大した思い出も作ってない。つまり将来の金より、その先まで続く貴重な体験を取ったということ。

で、そんなバイクと過ごしてみると性能のガタツキが無いことを知ったりと妙な愛着が湧いてきて、より手放したくなくなったと。例え壊れても、乗り越えれば一生ものの思い出が息を引き取るまで続くと。なんだそれ素敵じゃないかと。

 

これらのバックボーンを書けば「壊れてもないくせに」なんて思われにも「いや壊れたんすよ、そのうえで」って納得してとらえるじゃん?

ちょっとくどいけど、追記をしたことによって少しは理解への固さが取れたかな…と思いたい。

それはこちらの投げ掛けを受けとるまで分からないんだけどね。希望的ナンチャラですよ。

それじゃ、ちょいと雑だけど終わり。