エブリイ=(アウトドア+懐かし+スポーツ)×遊び

タイトル長えけど、コレが1番しっくりくる。

最初にハッキリ言っておく、マイカーとしてのエブリイジョインターボ(以下エブリイ)は遊べるクルマだ。逆に言えば遊びにしか届かないクルマだ。

車中泊としてはキャンピングカー、悪路走破性ではクロカンに負け、道路上の速さではスポーツカーに負ける。素朴さで言えば7,80年代のバンに及ばない。

でもそれらと同じ土俵に入れる、というのはクルマのフットワークとしてかなり貴重だ。

後ろをフルフラットにして眠れ、ギア比とカスタムに悪路適正があり、高速とワインディングは常に限界走行、素材剥き出しな内外装や操作性を犠牲に得た高い堅牢性、さっき挙げたクルマのどれにも似たエッセンスを持ってんのよエブリイは。

本気で取り組むなら本物が必要だけど、本物は特化してるから1つの懐は深くても広くはない、その上コンディション管理はシビアなモノが多い。

でもエブリイなら「あっ、キャンプや車中泊したいかも」「ちょっと凸凹道走ってみたい」「あの道をスポーツな走りをしてみたい」「無骨なクルマが欲しい」の色んな1歩めが簡単に踏み込める。

コンディションだって整えやすい。汚れは拭けば取れる鉄とプラスチック内装で、小さいクルマだからパーツや消耗品も安い。駆動部も高負荷前提だからメーカー通りの整備で良い。商用だからモデルライフが長いため、それに伴い補修パーツのライフも長い。

 

「コレやってみたい!」という気持ちに対して逆らいが少なく、のめり込む前のゾーンなら充分遊べる汎用性の高さ。ファンライド、ファンキャンピング、ファンノスタルジック。色んな楽しい雰囲気を味わうだけならこんなに良いクルマは無いぜ。