憧れる前にやること

オレはモータースポーツが好きだ。

今日なんかは雨ということもあってWRC、世界選手権ラリーのダイジェストを見て「コンパクトカー滅茶かっけえ」とトヨタYARISを次に買うかどうかを迷ってみたりしていた。(GRではないのはこだわりで、話せば長くなるので割愛)

すると同車格同価格帯でスズキSWIFT SPORTなんてのもあったりして「やべえコッチはターボ付きじゃん」と横道逸れてyoutubeで検索かけて色んな動画を見ながら「どっち買うかなあ」と妄想に妄想を耽らせていた。

それから外を見てマイカーのエブリイを見ると、なんというか、さっきキラキラと輝いていたスポーツの欠片も無い風体だ。箱、食パン、角崩れの豆腐の形容がお似合いだ。

 

と、悪態はついてしまうけど、同時に手放せないと思えてしまう。

そう、まだエブリイでやれることをやりきってないからだ。秘密基地、車中泊、トランポ、狭道探検などなど。あの車で楽しめるライフスタイルを最後まで満喫してないのだ。

そして何より、エブリイで良いからだ。充分速くて、充分楽しい。仮にコンパクトカー買い換えたからって丸々幸福度がかさ上げされるなんて都合の良い話は無い。

エブリイだから出来ることがある。逆にコンパクトカーだから出来ることもある。それなら、まずはエブリイでやることやれば良いじゃないかと。話はそれからじゃないかと。

考えてみればバイクもR25から7年換えてない。まだ様々な可能性があって、それが輝いているからだ。

他の魅力的なバイクを所有して視点をガラリと変えるのも幸せの最短距離みたいなものだが、まだまだどうにもR25に対して丸く掃いてる気がしてるから、まだそのチョイスは違うなと。それに比べてクルマなんか思い出も年数もまだまだだ。

そうやって頭の整理を済ませ、クルマ関係のタブを閉じた。

 

憧れるより、必要になってから欲する。物でも何でもそれくらいの距離感がちょうど良いと感じた1日だった。