必要。ATは分かんないけどMTはかなり必要。
槍玉に上がる高速道路での走行性能とかそういうのじゃない。そんなことより大切なこと。
5速丸々使えること。コレに尽きる。
ノンターボは空荷で平地だと2速発進がマストだから、実質4MTだ。1速はほぼ捨てぼっけ。
「ウソだよ～」って思う人は「AGS 2速」で検索をしてほしい。産みの親であるスズキがエブリイの2速発進を公式で認めている。
じゃあそんなエンジンにターボ付けても変速具合は変わらないと思うかもしれないけど、パワー向上に伴ってギア比が見直されてるので、なんと1速は平地発進に使える。正真正銘の実用的5MT。
つまり発進から巡航まで4回シフトチェンジ出来る。もっとも、見直されたギア比もクロスしたりワイドだったりヘンテコなので頭も身体を使う。まあ楽しいこと愉しいこと。
そんなターボ仕様なのに、新車価格で10万以上ケチったばっかりに行為が3回に減らされるのは、とてもつまんないよね。
まあ2速発進のクラッチミートも有機的で面白いんだけどね。ﾆｭｰﾝって感じだし。
でもやっぱりシフトワークの多さは譲れない、MTの醍醐味だもん。
こんな事言ってると少し知ってる人から「それなら6MTのN-VAN買いなよ」ってリターンがくるかもしれないけど、ホンダのヤツには走ってる台数の多さと風体の割り切りくたびれ感、何より所々の安っぽさがないんだよな。
オレはエブリイが出す何でもない感じがいいの。それにN-VANなのに他のドライバーが間違ってN-BOXと間違われたら、しっかりとした家庭レジャー感がしてちゃんと速く走らなきゃいけないじゃん。
後ろから「何だあの軽おっせえな」って思われんのイヤじゃん。「遅くてゴメンね軽だから～」なんて周りに愛想振り撒きながら左側走ってるのがオツなんですよ。
それに5MTって適度に古臭くて良いのよ。クルマ製造の活気が凄くて、成功！とアレアレ？がバンバン出ては混ざりあってた時代のメインストリームを感じられるから良いの。
究極な話、当時ラリー選手権で互いに燃え上がってた初代WRX STIやランサーエボリューションだって5MTだったんだぜ。よっぽどの速度域じゃない限り歯車は5つで充分かつ適正なんですよ。6つなんか「今からレーシングでもするんですか？」っての。
ちょっと話はズレちゃったけど、エブリイ単体で考えるとターボの方がMTの楽しみが1つ増える。そうやって選ぶが吉。
正直加速とかはアクセル踏み込めばどっちでも高速道路走れるから。そんなこと言ってたら赤帽の人達どうしてんのよ。そしてどっちのエブリイを選んでも大してラクじゃないから。元の骨格だって一緒だし。
最近のクルマなんて大方やりようですよ。どうにかなるって。だから楽しいと思う方を選ぶのが良いって。
